お話をしていると、あまりにも共通点がいっぱいで、まるで前からの知り合いみたいな感覚になりました。
こういうことって、けっこうよくある事なんだけど、そんな中でもなかなか深いなと思うことが多くて、子どもを出産した助産所が一緒だったと分かった時はもうビック!!
まさかこんなに近くに、こんなにも似た感覚の人がいたなんて。
私が出産した所は、神戸市東灘区にある毛利助産所。
http://mohri-josanjo.jp
神戸市の西の端から東に行くので、ちょっと遠いイメージかな。
「産むならここしかない!」
そもそも毛利助産所があったから、子どもたちと出逢えることができた、私にとって毛利助産所はそんな所なんです。
今この仕事をしているのもここでの出産がきっかけ。
つまり
私の原点なんです。
それで私、急に思い出したんです。
20年も前の会話。
初めて助産所に検診に行った時のこと。
助産師さんに
「産む時、どんなイメージで産みたい?」って聞かれて
「ねこのようにひっそりと産みたい。」
私、そう答えたんです。

助産所に出逢うまでの私の出産イメージは
明るい部屋の中
仰向けで開脚
足を固定されて
たくさんの人に見られて
そんなだから痛いんじゃないの?
だって痛い時ってお腹を下にして丸くなるやん。
そんな風にいろいろ思っていたんです。
それが凄く
怖くて
気持ち悪くて
違和感があって
とにかく、そんな状態で産むということがどうしても理解できなくて・・・
出産ってそんなイメージしかなかったので、そんな嫌な思いは絶対したくない。
だから子どもは要らない!
私は絶対に産まない!と思っていました。
そんな時、毛利助産所で出産をした人から、助産所ならそんな事ないよ。
フリースタイルだよって聞いたんです。
「自由でいい!自由でいいの?やっぱり自由でいいんやー。」
それで20歳の時、まだ妊娠もしていないのに見学に行ったんです。
でもね、毛利助産所に出逢えたおかげで、私の不安は全て消えて、妊娠も出産も怖くなくなって、楽しみになったんです。
私の本能的な感覚は間違いじゃなかったんです。
あのイメージは正解じゃない。
本能的に病院でのお産が怖かったおかげで、素晴らしいお産が体験できて、ステキな子どもたちに出逢えて、今があるんだな~って。
とっても大切なことを思い出したんです。
こんなに大切なことなのにすっかり忘れてたな私。

Feelingood-フィーリングのあの部屋は
その時のイメージなんです。
助産所と雰囲気は全然違うんけど、私の中の落ち着くところのイメージは同じ、ねこが子どもを産む場所みたいな落ち着くところ。
現実から少し離れた空間。
ねこが子どもを産む場所みたいな落ち着くところで、皆さんが癒されて元気になってくれたら嬉しいなと思っています。
とってもステキで大切なことを思い出すことができて本当に良かった。
出逢はやっぱり素晴らしい。
ありがとう。